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キャラクター&世界観

主要キャラクター

世界観

現代の現実世界(基底次元)に部分的に酷似した「多重次元」が背景。部分的にはよく似ているが、文化や技術の面で進んでいることもあれば逆に遅れていることもある、未開拓地が広大等、基底次元と異なる点も多い。
決定的に違うのは「神格」の存在で、多重次元における人間の生活は常に神格たちとともにあった。近年「天使」と呼ばれる謎の勢力が、神格やそれに関わる人間たちの脅威となっている。
多重次元はいくつかのエリアに分けられ、環境的要因で人間が定着できない過酷な未開拓地である中央エリア、多くの神格と共存しつつも総じて発展している東部エリア、天使の勢力が支配を強める西部エリア等がある。
【 神格 】
多重次元に存在する、超自然的な力を持つ「人ならざる者」。多くは肉体と精神によって構成され、誰でもその存在を実体として認知することができる。多重次元内の世界各地に多数存在し、容姿や性質も様々。そのほとんどは人間や他の生命体と関係性を築き、または適切な距離を保ち、共存している。
神格の扱いは地域によって異なり、親しい隣人として同じ生活圏に暮らすこともあれば、安易に触れるべきではない畏怖の対象となることもある。神秘的な存在である一方、それぞれが一個体限りの特異な生命体でもある。通常の生物であれば生命維持に欠かせない摂食や睡眠をせずとも生きているが、その機能自体がないわけではい。
神格たちの能力は、個体差はあれど総じて人の比ではない。しかし多数の犠牲を覚悟し人間が結託すれば殺害は不可能ではなく、そういった事例も過去にはある。
とはいえ神格にとって最も重要なことは「種族=自身という唯一の個体」の維持であり、人間を含む自身以外の存在との不必要な対立は種の存続に不利に働くため、その原因になりかねないほどの過度な敵対的行動をとる個体は稀。あるいはそういった気質を持つ個体は、文化圏から距離を置いているケースが多い。
肉体か精神のいずれかが破壊されることで正常な神格として死亡する。肉体の死は存在の消滅となり、精神の死は肉体のみが残った「邪神」への変化を意味する。
神格は大きく「自然由来神格」「文化由来神格」の2種類に分けられる。
【 自然由来神格 】
主に自然現象などを起源とする、人類史以前から存在する神格。総数は把握しきれないほど多く、非常に力を持った一部の高位個体は基底次元に干渉できるとも言われる。
人間に比べて生理的欲求や感情の度合いが低い傾向にあるが、人間の生活圏と近い場所を棲み処にしている個体はその影響を受けることもある。
【 文化由来神格 】
ある事象に対し、人間の解釈を介して人格が与えられたことにより発生した神格。人類史以降に生まれた神格で、自然由来神格とは対照的に起源が明確なため、個体数やその性質は明らかになっていることが多い。
自然由来神格よりも性質が人間に近く、感情や欲求が比較的はっきりしている。そのため自然由来神格よりも互いに共感しやすく、人間と近い関係の個体が多くみられる。
【 邪神 】
精神が死亡し、自我を失った状態の神格。肉体のみの存在となって積極的に攻撃的行動を起こし、個体の特徴に応じた様々な災厄をもたらす。強力な神格、とくに自然由来神格ほど大きな被害を引き起こし、対処が難しい。
肉体のみとなった実体を破壊することで無力化できる。この無力化状態を「解放」と呼び、その神格の消滅を意味する。一度邪神化した神格は原則として元に戻ることはなく、野放しになっていると際限なく暴れ回るため早急な対処が必要となる。
周辺住民との衝突等によりごくまれに発生することはあるが、基本的に自然には起こりえない。その邪神化現象が近年多く報告されるようになり、各地で邪神化した元神格が人間や他の神格に脅威を与えている。
【 天使 】
「ロード」と呼ばれる絶対的存在により使役される謎の種族。高い能力を誇る「上級天使」、洗脳された元神格である「中級天使」、量産型の「下級天使」に分けられ、ロードの意思に反する者を「異教」とみなし敵対的行動を取る。
西部エリアに拠点「サンクチュアリ」を持ち、しばしば異教とされた神格および人間を攻撃している。
【 上級天使 】
6人から成る天使のエリート階級。下級天使と異なりそれぞれ個別の天使形態を持ち、いずれも有力な神格かそれ以上の力を持つ。
他の階級と異なり、肉体と精神が完全に統一されているため上級天使は実質もう人間ではないとされる。下級天使のように天使の要素だけを分離することはできない。
これまでは既存の市民から優秀な者を選抜してきたが、近年はエリート養成施設「白い揺り籠」で育てられた上級天使候補を引き上げることが多い。
代替わりするものではないが、戦死などにより欠員が出た場合、即時投入できる状態で待機している「準上級天使」から補填される。
【 中級天使 】
神格を拉致・洗脳し、天使としてロードの配下に取り込んだもの。神格に致命傷を負わせた上で、それでも抗う者には肉体の死(死亡)か精神の死(邪神化)を、従う者には天使化による再生を与える。
本来異教のため、純粋性に重きを置く天使の階級においては便宜上「中級」として扱われるが、いずれも元神格であり個体によっては上級天使なみの力を持つ。しかし再生したとはいえ自我は皆無に等しく、支配層の天使の命令に忠実。
天使化させられた神格も邪神化同様に元に戻ることはなく、実体の破壊が存在の消滅となる。
【 下級天使 】
量産型の天使の総称。6種類の型を持ち、状態によって甲種・乙種・丙種の3種に分類できる。
甲種・乙種は「天使」が憑代となる人間と融合したもので、通常の人間と見かけ上同じである「人間形態」と、天使の姿を発現させた「天使形態」を行き来する。形態変化や自我の制御ができない個体は乙種、形態変化を本人の意思の下で行い、その間の記憶の維持ができる個体は上位種である甲種と呼ばれる。
丙種は憑代を持たない「天使」単体の状態で、実体が不完全な比較的弱い個体。それでも丸腰の人間にとっては対抗手段のない相手で、これらに一方的に憑依されることで乙種下級天使へと変化する。
甲種・乙種は天使形態時の実体を破壊すれば天使の要素を人間から分離させることができ、憑代を失った天使は丙種となり次の憑代を探す。しかし一度天使化した人間の再発率は高く、単純な分離はあまり意味がない。また、人間形態時の実態へ攻撃すると憑代へのダメージとなって憑依された人間のみが死亡し、天使の要素は分離して次の憑代を探す。
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