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ケイオス

性別男性
種族人間?
体長210cm~(擬態時)
一人称
多重次元に生まれた元人間。
多重次元に存在する神格は、多く人知を超えた神秘的な存在として扱われる一方、特異な性質を持った1個体しか存在しない生命体という見方もある。ケイオスは以前、生物としての視点から神格の調査を行う機関に所属していたが、次第に「個人的な」興味を持ち始め、調査機関を脱退する。
元いた地域から離れると人目に付かない僻地に拠点を構え、神格についての調査と研究に没頭する。その興味の究極は「神格の能力を人間に転用する」ことで、自身を被験体としてあらゆる神格の能力を段階的に取り込んでいき、紆余曲折はあったものの現在はどこを取っても人間を超越した存在と成り果てている。今や摂食や睡眠を必要とせず、性質は限りなく神格に近い。
自身の改造の比較的初期に高度な超能力を会得している。洗脳や念力を得意とし、小規模であれば現実改変も可能。現在の拠点周囲に現実改変を施して外部からその場所を特定されないようにしているほか、「人間時代」に関係のあった人物の記憶から自身に関する情報を消去し、書類等も改変され、ケイオスは最初から「存在していなかった」ことになっている。
頭足類様の脚部や、背面に無数の触手を持った異形が本来の姿だが、人間の居住地での行動を想定し、また自身の拠点も設計が人間向けのため人間に近い形状に変身することが可能。とはいえ幾分無理のある外見で、確実に存在を隠すべきときは現実改変のほうが有効なため、一応程度の擬態と思われる。本来の姿を擬態によって隠しているため、触手を生成するなど、部分的に異形の要素を見せることは可能。
異形形態時はヒトの形状をした上半身だけで4mを超える巨躯。極端に筋肉質な身体から繰り出される動作の一つ一つが凶悪な威力を持つ。長大な9本の脚部は筋肉の塊で、振り払うだけで多大な破壊をもたらす。増減が自由な背面の触手は不必要なときは出現していないが生成速度は速く、切ってもすぐに再生するほか、先端を鋭く変形させることで流動体を吸い上げることができる。いずれの形態においても本人の意思による巨大化と筋肥大が可能。
やっていることはマッドサイエンティストそのものだが、性格はそれほど極端ではない。物腰は柔らかく、感情的にふるまうこともない。しかし研究者だったこともあり、好奇心の対象には凄まじい執念を見せる。合理性を優先するあまり冷酷に見えることもしばしば。
もはや飲まず食わずでも生きていける状態だが、人間だった頃の名残かそれらの行動を取ることが稀にある。自制心は強い傍ら欲求も人並みにあり、人間らしさを残している。
現在も神格の調査は続けているが、最近は専ら増え続ける邪神を生け捕りにして力を試す対象としたり、調査の後に取り込んで自身の強化を兼ねた事実上の「解放」を行っている。邪神化は原則として不可逆現象のため遅かれ早かれ対処しなくてはならず、どのみち殺すのであれば有効活用してから、と本人は思っているが、傍から見るとそれなりに残酷。その邪神化が例外的に可逆性であるオロクのケースに非常に興味を持っている。また、邪神化寸前だった神格・ヴァイパーを保護して管理下に置き、精神的なケアを行っている。
神格相当の力を手にしている割には、その先の目的は目下のところ無い。みだりに能力を発揮することもなければ、意味もなく他者の命を奪いもしない。
天使たちに対しては静観の立場だったが、「異教」にあたる神格や人間を迫害し、自身の興味の対象である神格を天使化または邪神化させていることについては快く思っていない。そのため散発的に天使と異教の交戦中に姿を現しては異教側に加担したり、天使勢力の浄化地域を潰して、自身の能力の一部を見せて牽制することがある。
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