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シオン

性別男性
種族人間
体長173cm
一人称オレ(正気相)、僕(狂気相)
元は基底次元の民間人。多重次元に干渉したことで、基底次元においては既に死亡している。享年19。
北米とヨーロッパで近年稀に報告されていた「謎の集団失踪事件」が初めてアジアで起こった際の被害者の一人。外出中、付近にいた他の民間人数十名とともに何者かに襲撃されるが、そこから再び基底次元で目が覚めるまでの記憶がない。意識が戻ると基底次元にいながら天使や神格などの異常な存在を知覚するようになっており、件の集団失踪事件が天使によるものだったことを悟るが、パニックに陥っている間に天使の攻撃を受けて致命傷を負う。そこで天使を追っていたオロクに偶然発見され、多重次元に連れて行かれる。
その後は基本的にオロクと行動するようになる。致命傷を負いながら生存したこと、異常な存在を知覚したことなど、オロクはもとよりシオン本人も不可解に感じている事象は多くあり、多重次元の存在となった現在はそれらの原因を探っている。
多重次元に干渉して以降、精神状態により「正気相」と「狂気相」の2つの形態が発現するようになった。安定時の正気相の外見はヒトに近く、性格も本来のシオンのものに近い。興奮、憤怒、錯乱などの状態で発現する狂気相はゾンビのような特徴を持ち、性格は極めて残虐。別人のような2形態だが、記憶は完全に共有されている。多重次元に来て間もない頃はほとんど混乱状態だったため狂気相が優勢だったが、徐々に落ち着き、現在は正気相が基本。
人間は通常それ単体では天使に対抗する術がないが、シオンは多くの有効打を持つ。正気相では念力を得意とし、建造物に有機的実体を付与して操る「生体化」は、血や肉を嫌う天使に多大なダメージを与えることができる。身体能力の高い狂気相では、瞬時の変形で武器化させた体や、理不尽な可動域を生かしたトリッキーな近接戦を得意とする。いずれの形態においても再生力・回復力が非常に高く、身体を分断されても時間経過で再生する。
しかし、これらの力はシオン本人すら理解できていない部分が多く、制御不能により自身が負傷することもしばしば。
人間をベースにしながら人間離れした能力を持つが、本来は優しくおとなしい性格であり、正気相でのふるまいは平凡な青年そのもの。半ば強制的に多重次元へ引き込まれながらも現在はその事実を受け入れ、自身のような被害者をこれ以上出さないためにも、天使たちの基底世界への進出を阻止したいという意思を持っている。
一方で、狂気相に見られる凶暴性もまた自身の一部である可能性に恐怖を抱いてもいる。天使に有効な能力の数々、およびそれらを生み出す天使たちへの強烈な悪意は、天使殲滅に重宝するとルシファーが考えていることには、シオンは気付いていない。
【 完全視野 】
視覚のほかに聴覚や臭覚、反響定位や熱感知などで得られた複数の情報を統合することで全方向の視野を持つ。死角がないため、シオンに対しては背後からの接近等が無効となる。なお六感も優れているため、実体がないものも「見る」ことができる。
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